インスタ映えする「圓満寺」【道後温泉 圓満寺】

『道後温泉(裏)観光ガイド』
第9回目は、圓満寺です。

円満寺と紹介されたりしますが、
正確には「圓満寺」。

大悲山『圓満寺』は、弘仁3 年(812)に
建立された浄土宗のお寺で、
阿弥陀如来が本尊の寺院です。

「大悲山」と付いているため、
何かとてつもなく悲しいいわれのある
お寺のように感じてしまいますが、

実際には
“観音様の大いなる慈悲心”
という意味で、

千手観音の別称である
「大悲観音」に由来した名称です。

境内に「湯の大地蔵」という
一寸二尺(3.67m)の大きな
地蔵尊があります。

これは道後温泉を訪れた
「行基」(668-749)が

楠の大木に彫ったものだと
伝えられています。

行其といえば、聖武天皇の命により、
奈良の大仏(東大寺)を造った責任者ですよ。

まぁ、本当に行基が彫ったものなのか、
真偽の程さえわからなくなるほど、
古い歴史あるお寺ということです。

個人的には「道後の行基」と異名を持つ
当地の彫刻家が彫ったのだと思いますが…。

1855 年に道後温泉の湯が止まった時、
この地蔵に祈願して
湯が湧き上がったことから「湯の大地蔵尊」。

道後温泉に浸かった後にお参りすると
寿命が延びるとされていることから「延命地蔵」。

また道後を火事から守る「火除け地蔵」として、
また「火除け」から転じて「浮気封じ」
「夫婦円満」のお寺とされ親しまれています。

他にも、俳人・臥牛洞狂平(がぎゅうどうきょうへい)
の日本で3 つしかないという
珍しい碑というものもあるのですが、

案内文を読んでもその貴重さが
全く理解できないのが残念なところ。

維石不言 謎文以伝
気になる方は調べてみてください。

この碑でかろうじて「へぇ」と思ったのは、
あの小林一茶も1795 年に、

この碑を見に来たであろうというエピソードくらい。

一茶って誰よ!?

という方のために解説すると
DA PUMPの ISSAとは全然関係ねぇです。

「やれ打つな蠅が手をすり足をする」
などで有名な日本を代表する俳人ですよ。

もうひとつ『圓満寺』の見どころといえば、
「わらべ地蔵尊」の前にある
「水琴窟(すいきんくつ)」。

水琴窟とは日本庭園の装飾の一つで、
水が落ちる音によってまるで琴のような
美しい音色を発生させる仕掛けのこと。

これは実際に「わらべ地蔵尊」にお水をかけて、
竹筒に耳を当て聞いてみてください。

ただしドバッとかけてしまうと
美しい音にはならないので注意。

少しずつかけて聞いてみてね。

また、円満寺の本堂には、
萬延元年(1860)に道後地区の人の
手により作られた

「西国三十三所観音霊場」の
三十三観音が祀られており、
希望すれば古文書とともに見せてもらえます。

以上のように、
とにかく古い歴史がある円満寺ですが、

現在は「俳句絵馬」や「俳句恋みくじ」、
そして「お結び玉」のお寺として、
女性たちに人気のスポットになっています。

なにせ道後温泉は、楽天トラベル
「女子旅人気温泉地ランキング」3年連続1位や、

環境省・観光庁後援の「温泉総選挙」でも
女子旅部門第1 位を獲得するなど、
女性たちから熱い支持を受けてますからね。

女性客に道後を楽しんでもらうためには、
こうした今風の話題づくりは
とても良いアプローチだと思います。

道後温泉の「湯玉」がモチーフと
なっている「お結び玉」は、

ちりめんなどの和服地を用いて
手作りされたもので、

同じデザインがひとつとしてありません。

お気に入りのお結び玉を選んで、
左の手のひらに湯玉を乗せている
地蔵尊のようにして祈願したあとは、

境内に結んだり大切に持ち帰りましょう。

そして、同時にいただけるお札は、
願いが叶った「お礼参り」の際に
返納すると良いでしょう。

「えまたま」も「絵馬と湯玉」を
掛け合わせた開運アイテムです。

愛媛県松山市の市花「椿」を季語にした
俳句があらかじめ印刷されていて、

相手と自分の名前を書き込むと
俳句祈願ができるというもの。

絵馬には紅椿・落椿・椿山・白椿の
4種類のほか、

自由に書きたい人のために
無地の絵馬も用意されています。

また「俳句恋みくじ」
というものもあって、

これには松山出身の俳人・神野紗希さんの
恋の俳句全60句が入っています。

運勢と俳句の解説が記されていて、
恋の運試しができるというしくみ。

遊びゴコロがあって人気です。

道後温泉本館からホテル茶玻瑠を
通過してすぐ左手。

道後で今一番フォトジェニックな
開運スポット「圓満寺」へGO!

※次回、予告していた
「道後ハイカラ通り最新マップ」は

商店街店舗の入れ代わりが激しいため
公開をとりやめました。

その代わり道後商店街の地域猫など
また新たな道後の見どころを発見するので、
順次紹介していきます。

お楽しみに!